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ものづくりの技術は部品から! [雑談]

先日、某大学の先生から、「学生と飲んでいるから来ないか?」という電話が。
電子機器の研究をやっている先生らしいですが、仕事上のつきあいがあるわけでもないので、研究内容はよく分かりません・・・。
数年前、イベントで一緒になったときになぜか気に入られて(?)ときどき誘ってくれます。


その中で、「最近の学生は、ものづくりがヘタになってきている」という話題に。

話しの概要は、
「最近の学生は、部品を買ってきて、その部品を組み合わせることはできる。
 あちこち調べて、見積もりをとって、購入するという作業はうまい。
 でも、その部品自体を作ることをしない。」
というもの。

買ってくる部品が、製品として検証されていて、信頼できるモノであれば、その部品を利用したほうが高い信頼性を確保できるかもしれないし、開発期間も短縮できます。

しかし、部品自体を作ったことがないと、
  • 買ってきた部品の規格に合わせた発想しかできない
  • 作った製品の原理を理解できない
  • トラブルがあったときに、部品を疑うことができない
ということらしい。

「スゴイ部品を作れ」と言っているのではなく、
「部品を作ったことがある」という経験が重要で、
部品を作ったことがないと、「技術力の無い技術者」にしかなれないと・・・。



話しを聞いていて、「確かにそうだな」とは思いました。

プログラムの世界でも、フレームワークだとか、プラグインだとかの「使い方」の話題はよくありますが、それ自体を作るという話しになると、話題の数がずいぶんと少なくなります。

フレームワークやプラグインを作ったことがないから、おかしな使い方をしているというサイトもよく見かけます。

「動いているからそれでいい」というのは、ちょっと違う気がします。



部品を作るには、基礎的な知識も必要だし、時間もかかるので、余裕がないとできないのですが、「部品から作る」という発想は、忘れないようにしたいと思いました。





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コメント 1

nk.

> フレームワークやプラグインを作ったことがないから、おかしな使い方をしているというサイトもよく見かけます。
まったく同感です。
バグを指摘しても修正できないという人がいるんですよね。
内部でどういう処理をしているか追いかけることができないから問題を特定できないんです。
by nk. (2016-02-13 14:37) 

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