WordPressの引っ越し作業 - All-in-One WP Migration and Backup の使い方 [サーバー]
契約しているレンタルサーバーを変えたいと思っていても、ブログ(WordPress)の移行方法がわからなくて躊躇している人はたくさんいます。
私のところにも相談がくるくらいなので、たぶんかなりの人がいるはずです。
WordPress の移行を手作業で行うには、PHP や データベースの知識と経験が必要になります。
プログラムの経験が無い人には、とんでもなくハードルが高い作業です。
サーバー業者などがブログの移行をサポートしている場合もありますが、ほとんどが有料です。
もし、ブログの記事やページがとんでもなく多くて複雑なのであれば、そのようなサービスを使った方がいいかもしれません。
今回は、All-in-One WP Migration and Backup を使ったWordPressの引っ越し作業の手順を説明します。
この方法は、比較的小規模のブログであれば無料で、特別な知識が無くても移行できます。
記事の数が100や200程度であれば、この方法が一番簡単です。
私も10回以上は使っていますが、うまくいかなかったことは1回だけ(原因はわかっているので問題なし)です。
All-in-One WP Migration and Backup を使えば、記事はもちろん、テーマもプラグインも複数ユーザー設定も固定ページもまとめて移行することができます。
ただし、まるごと移行・引っ越しする場合のみです。
既存のデータはすべて上書きされるため、既存のブログと合体させたいとか、一部の記事だけ移行したいという場合には使えません。
作業は、以下のような流れになります。
1. WordPressやPHPをアップデートしておく
2. 旧サーバーのWordPressにAll-in-One WP Migration and Backupをインストールする
3. 旧サーバーのサイトをエクスポートする
4. ファイルを保存しておく
5. 新サーバーのWordPressにAll-in-One WP Migration and Backupをインストールする
6. 新サーバーにサイトをインポートする
7. サイトの動作確認
新サーバーをすでに準備してあるのであれば、作業時間は1時間前後です。
1. WordPressやPHPをアップデートしておく
ブログの引っ越しには、旧サーバーと新サーバーの WordPressやPHPのバージョンを合わせておく必要があります。
私はこれで1回失敗しています…。
WordPressはPHPでプログラムされているので、古いWordPressは新しいPHPでは動かない可能性があります。
WordPressも、PHPも、最新版にしておくのが一番安全です。
まだ、新サーバーを用意していないのであれば、契約しておいてください。
契約には時間がかかる場合もあるので、早めに準備しておくことをお勧めします。
また、新サーバーに WordPress をインストールしておきます。
そのときのログインユーザーは、サイトをインポートしたときに上書きされます。
一時的に使うユーザーなので、ブログで使っているユーザーと合わせる必要はありません。
(合わせたほうがわかりやすいかもしれませんが)
2. 旧サーバーの WordPressに All-in-One WP Migration and Backupをインストールする
まず、WordPressの「プラグイン」の画面を開き「プラグインの検索」で All-in-One WP Migration and Backup を検索します。
見つかったら、インストールします。
All-in-One WP Migration and Backup の画面が表示されるので、「今すぐインストール」をクリックします。
All-in-One WP Migrationをインストールして、有効化すると、管理画面左メニューに「All-in-One WP Migration」が表示されるようになります。
3. 旧サーバーのサイトをエクスポートする
All-in-One WP Migration and Backup を使う前に、確認事項があります。
もし、プラグインに「SiteGuard WP」を使っていたら、無効化しておいてください。
SiteGuard WP が有効化された状態でエクスポートを行うと、ブログの移行に失敗する可能性があります。
SiteGuard WP を無効化したら、ブログをエクスポートします。
左メニューに「All-in-One WP Migration」というメニューが追加されているので、エクスポートを選択します。
「エクスポート先」は、いろいろ出てきますが、「ファイル」を選択すればエクスポートが始まります。
エクスポートには時間がかかるので、しばらく待ちます。
4. ファイルを保存しておく
エクスポートが終わると、以下のような画面が表示されます。
この画面が出たら、「閉じる」ではなく、「ダウンロード」をクリックすると、ブラウザのダウンロードが始まります。
ここも、ちょっと時間がかかります。
ダウンロードしたら、ファイルをデスクトップなどのわかりやすい場所に移動しておくと後で便利です。
5. 新サーバーのWordPressにAll-in-One WP Migration and Backupをインストールする
これは、旧サーバーに All-in-One WP Migration and Backupをインストールしたのと同じやり方です。
All-in-One WP Migration and Backup を検索し、インストールしてください。
6. 新サーバーにサイトをインポートする
インポートできるファイルサイズには上限があります。
All-in-One WP Migration and Backup の制限は、バージョンアップのたびに変わっているようなので確認が必要です。
新サーバーの制限でインポートできないこともあるので、新サーバーのファイルのアップロード上限を確認してください。
もし、エクスポートしたファイルが大きすぎる場合は、All-in-one WP Migration の有料版が必要になります。
左メニューの「All-in-One WP Migration」で、インポートを選択します。
先ほどダウンロードしたファイルをドラッグ&ドロップすれば、インポートが始まります。
新サーバーの WordPress のデータはすべて上書きされます。
もし、インポートの途中に処理が止まってしまう(スタックする)のであれば、ファイルサイズの制限になった可能性があります。
7. サイトの動作確認
インポートが終わったら、動作確認です。
「投稿」で、記事が全部移行できているか確認してください。
エクスポートの時に SiteGuard WP を無効化した場合は、有効化してください。
この時点で、記事の個別ページなどが 「404 Not Found」エラーになっていることがよくあります。
これは、.htaccess が修正されていないためです。
この場合は、WordPress の「設定」>「パーマリンク」を開き、「変更を保存」をクリックします。
これで.htaccess が上書きされるはずです。
他に、NO IMAGE のサムネイル画像などがクリアされている場合があります。
テーマやプラグインで設定した項目は、見直しておくといいでしょう。
動作確認が終わったら、旧サーバーの WordPress を削除、または、旧サーバーを解約します。
ほっとくと、犯罪などに使われてしまう可能性もあるので。
また、新サーバーの All-in-One WP Migration and Backup は、バックアップにも使えるので、そのまま利用することもできます。
不要であれば、無効化や削除します。
私のところにも相談がくるくらいなので、たぶんかなりの人がいるはずです。
WordPress の移行を手作業で行うには、PHP や データベースの知識と経験が必要になります。
プログラムの経験が無い人には、とんでもなくハードルが高い作業です。
サーバー業者などがブログの移行をサポートしている場合もありますが、ほとんどが有料です。
もし、ブログの記事やページがとんでもなく多くて複雑なのであれば、そのようなサービスを使った方がいいかもしれません。
今回は、All-in-One WP Migration and Backup を使ったWordPressの引っ越し作業の手順を説明します。
この方法は、比較的小規模のブログであれば無料で、特別な知識が無くても移行できます。
記事の数が100や200程度であれば、この方法が一番簡単です。
私も10回以上は使っていますが、うまくいかなかったことは1回だけ(原因はわかっているので問題なし)です。
All-in-One WP Migration and Backup を使えば、記事はもちろん、テーマもプラグインも複数ユーザー設定も固定ページもまとめて移行することができます。
ただし、まるごと移行・引っ越しする場合のみです。
既存のデータはすべて上書きされるため、既存のブログと合体させたいとか、一部の記事だけ移行したいという場合には使えません。
作業は、以下のような流れになります。
1. WordPressやPHPをアップデートしておく
2. 旧サーバーのWordPressにAll-in-One WP Migration and Backupをインストールする
3. 旧サーバーのサイトをエクスポートする
4. ファイルを保存しておく
5. 新サーバーのWordPressにAll-in-One WP Migration and Backupをインストールする
6. 新サーバーにサイトをインポートする
7. サイトの動作確認
新サーバーをすでに準備してあるのであれば、作業時間は1時間前後です。
1. WordPressやPHPをアップデートしておく
ブログの引っ越しには、旧サーバーと新サーバーの WordPressやPHPのバージョンを合わせておく必要があります。
私はこれで1回失敗しています…。
WordPressはPHPでプログラムされているので、古いWordPressは新しいPHPでは動かない可能性があります。
WordPressも、PHPも、最新版にしておくのが一番安全です。
まだ、新サーバーを用意していないのであれば、契約しておいてください。
契約には時間がかかる場合もあるので、早めに準備しておくことをお勧めします。
また、新サーバーに WordPress をインストールしておきます。
そのときのログインユーザーは、サイトをインポートしたときに上書きされます。
一時的に使うユーザーなので、ブログで使っているユーザーと合わせる必要はありません。
(合わせたほうがわかりやすいかもしれませんが)
2. 旧サーバーの WordPressに All-in-One WP Migration and Backupをインストールする
まず、WordPressの「プラグイン」の画面を開き「プラグインの検索」で All-in-One WP Migration and Backup を検索します。
見つかったら、インストールします。
All-in-One WP Migration and Backup の画面が表示されるので、「今すぐインストール」をクリックします。
All-in-One WP Migrationをインストールして、有効化すると、管理画面左メニューに「All-in-One WP Migration」が表示されるようになります。
3. 旧サーバーのサイトをエクスポートする
All-in-One WP Migration and Backup を使う前に、確認事項があります。
もし、プラグインに「SiteGuard WP」を使っていたら、無効化しておいてください。
SiteGuard WP が有効化された状態でエクスポートを行うと、ブログの移行に失敗する可能性があります。
SiteGuard WP を無効化したら、ブログをエクスポートします。
左メニューに「All-in-One WP Migration」というメニューが追加されているので、エクスポートを選択します。
「エクスポート先」は、いろいろ出てきますが、「ファイル」を選択すればエクスポートが始まります。
エクスポートには時間がかかるので、しばらく待ちます。
4. ファイルを保存しておく
エクスポートが終わると、以下のような画面が表示されます。
この画面が出たら、「閉じる」ではなく、「ダウンロード」をクリックすると、ブラウザのダウンロードが始まります。
ここも、ちょっと時間がかかります。
ダウンロードしたら、ファイルをデスクトップなどのわかりやすい場所に移動しておくと後で便利です。
5. 新サーバーのWordPressにAll-in-One WP Migration and Backupをインストールする
これは、旧サーバーに All-in-One WP Migration and Backupをインストールしたのと同じやり方です。
All-in-One WP Migration and Backup を検索し、インストールしてください。
6. 新サーバーにサイトをインポートする
インポートできるファイルサイズには上限があります。
All-in-One WP Migration and Backup の制限は、バージョンアップのたびに変わっているようなので確認が必要です。
新サーバーの制限でインポートできないこともあるので、新サーバーのファイルのアップロード上限を確認してください。
もし、エクスポートしたファイルが大きすぎる場合は、All-in-one WP Migration の有料版が必要になります。
左メニューの「All-in-One WP Migration」で、インポートを選択します。
先ほどダウンロードしたファイルをドラッグ&ドロップすれば、インポートが始まります。
新サーバーの WordPress のデータはすべて上書きされます。
もし、インポートの途中に処理が止まってしまう(スタックする)のであれば、ファイルサイズの制限になった可能性があります。
7. サイトの動作確認
インポートが終わったら、動作確認です。
「投稿」で、記事が全部移行できているか確認してください。
エクスポートの時に SiteGuard WP を無効化した場合は、有効化してください。
この時点で、記事の個別ページなどが 「404 Not Found」エラーになっていることがよくあります。
これは、.htaccess が修正されていないためです。
この場合は、WordPress の「設定」>「パーマリンク」を開き、「変更を保存」をクリックします。
これで.htaccess が上書きされるはずです。
他に、NO IMAGE のサムネイル画像などがクリアされている場合があります。
テーマやプラグインで設定した項目は、見直しておくといいでしょう。
動作確認が終わったら、旧サーバーの WordPress を削除、または、旧サーバーを解約します。
ほっとくと、犯罪などに使われてしまう可能性もあるので。
また、新サーバーの All-in-One WP Migration and Backup は、バックアップにも使えるので、そのまま利用することもできます。
不要であれば、無効化や削除します。
2024-08-03 00:57
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