ネットショップの相談があると、
そこの社長さんや店長さんなどから話を聞くのですが、
「がんばっているのに売れないお店」には、
共通点があります。

それは、「変なこだわりがある」こと。

例えば、
・トップページはかっこよくしたい
・綺麗な商品写真を使いたい
・レビューの数を増やしたい
・とにかく商品の登録数を増やしたい
・他店の価格を調べて、最安値をつけたい

たぶん、どこかから聞きかじったのだと思いますが、
こんな売上につながらない部分ばかりに時間を使っていたら、
売れるようになるはずがありません。

ネットショップに限った話しではありませんが、
なにか絶対的な方法があり、
それだけやっていれば必ず売上が増えるということはありません。

扱う商品や販売戦略に合わせて、
やり方を変えたり、組み合わせたりすることで、
売れるお店になっていきます。
なので、ベストなやり方はお店ごとに違ってきます。


売れているショップの人と話をすると、
こだわっているのは「売れるかどうか」であって、
そのやり方にはあまりこだわっていません。


コンサルをしていて一番時間がかかるのが、
この「こだわりを捨ててもらう」ことです。
実際にやってみせても、結果を出して見せても、
こだわりを捨てることができないという人はたくさんいます。

長年こだわってやってきたことを変えるのは
簡単ではないかもしれません。
やり方を変えてしまうと、売上が落ちてしまうのではないか
という不安があったりもします。

それでも、「がんばっているのに売れないお店」の
売れない原因は、変なやり方にこだわっているからです。

売上に影響しないようなところばかりをどんなにがんばっても
売れるようにはならないのです。