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ホームページは複数作成してもいいんです [ホームページの作り方]

話しをしていると「うちの会社はすでにホームページ持っているから」などという人がいます。
ホームページは、1つの会社に1つだと思っていませんか?
そんな決まりはありません。
1つの会社で複数のホームページを持っていたっていいんです。
信用の問題もあるので、正式なホームページは1つ必要ですが、サブで複数作るという戦略もアリです。

私が以前関わったことのあるお店では、5~6のホームページを運用していました。
もちろんアドレスは別々です。
店主が作ったページもあれば、作成業者が作ったページもありました。
それぞれで競わせてよりよくしていくという考えだったようです。
費用がかかると思うかもしれませんが、広告効果を考えれば、かなり安上がりです。
同じことをチラシなどでやると、数十倍の値段になってしまいますからね。

また、部署(部門?)ごとに別々に作っていた会社もありました。
その会社は、扱っている商品ジャンルが部署ごとに違っていたため、そのほうが効率的だったようです。
まったく違うジャンルの商品を1つのホームページで紹介しても、それぞれが中途半端になってしまいます。
会社の紹介よりも、成果を最大化することを優先した戦略です。

最近では、商品ごとにLP(ランディングページ)を作ることもよくあります。
扱っている商品数が少ないのであれば、LPを複数作るという方法もいいと思います。


結局のところ、「他の会社がホームページを持っているからうちも作る」ということではなく、事業の戦略のひとつとして「ホームページをうまく使いこなす」という発想が必要です。
その結果、ホームページが複数になってもいいのです。
よくわからないのであれば、実績のあるホームページの作成業者に頼めば、戦略まで提案してくれるはずです。
(ただ数をこなすだけの業者も多いですけどね)



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ホームページは「見たいと思っていない人」には届かない [ホームページの作り方]

ネット上には「ホームページの作り方 」みたいなコンテンツがたくさんあります。
でも、ほとんどが HTMLやCSS などの技術的な話しばかり。
本当に大事なのは、ホームページを作るときの考え方です。

本質がわかっていれば、高度な技術がなくても十分成果は出せます。
逆に技術にこだわってしまうと、自己満足で終わってしまいます。


ホームページを作る目的はいろいろあります。
企業のホームページもあれば、趣味のページもあります。
共通するのは「不特定多数に見てもらいたい」ということです。
多くの人は、昔からある「看板」や「ポスター」や「チラシ」のようなものだと思っているかもしれませんが、まったく違うものです。

道を歩いていれば「看板」や「ポスター」は目に入ってきます。
新聞には「チラシ」が入っています。
雑誌を読んでいれば「宣伝ページ」が目に入ります。
見る側が意識しなくても、自然に見ることになります。

でも、ホームページは違います。
作っただけでは誰も見てくれません。
どんなにきれいに作っても、どんなに派手なページを作っても、誰の目にもとまりません。
せいぜい関係者が見てくれる程度です。
ホームページの場合、勝手に目に入るということはないのです。

ホームページは、見る側が積極的に見に来てくれないと表示されないメディアです。
「見たいと思っていない人」には届かないのです。
そのため、見たいと思わせる仕掛けが必要です。
(↑ ここがホームページ作成業者のノウハウ)

ホームページを見てみたいと思うのはどういうときかというと、
・テレビで見て、検索したとか、
・雑誌にアドレスが書いてあったとか、
・知り合いがRTしてたとか・・・

そのため、見た人にホームページの感想を聞いても意味がありません。
「どういう経緯で見に来たのか?」を聞くべきです。
ブラウザを開いたら勝手に表示されたということはないのです。

見てもらえれば、後はホームページの内容次第です。
きれいに整ってなくても、派手な動画がなくても、必要なことが書いてあればちゃんと成果につながります。



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迷惑メールの特徴 不用意に反応しないために覚えておくこと [雑談]

毎日のように送られてくる迷惑メール。
迷惑メールとは、勝手に送られてくる不要なメールのこと。
中には、判断に迷うような内容の迷惑メールもあります。
送り主は、メールを受け取った人を慌てさせ、正常な判断ができないように考えています。
迷惑メールの特徴を知ることで、危険なメールを見分け、適切に対処することができます。


銀行や証券会社、カード会社からのメール
口座確認をしてきたり、クレジットカードの使用停止を通知してきたりします。
「至急、以下のリンクから確認してください」というような場合、リンクをクリックするのは危険です。
自分が使ったことのない金融機関からメールが届くことはないので、削除します。
もし、普段使っている金融機関であれば、該当する金融機関の公式サイトやお問い合わせ窓口で確認します。


大量のメールを一度に送り付けてくる
「反応する人を見つける」ことを目的に、大量のメールを送ってくることがあります。
メールの内容を確認する必要はなく、削除します。
また、迷惑メールフィルターを確認し、設定を見直すことをおすすめします。


不自然な日本語のメール
漢字や送り仮名が間違っていたり、文章の構成が不自然だったりします。
日本人であれば書かないような日本語の場合は、不要なメールです。


怪しいメールアドレス
メールアドレスのドメイン部分が、.com ではなく、.cn になっているなどのメールです。
企業名などアルファベットで書かれている場合も、スペルが違うということがあります。
普段から確認する癖がついていないと、気づきにくいかもしれません。


身に覚えのない人からの親しげなメール
例えば「**様、先日はありがとうございました。約束の書類を添付しましたので、ご確認ください」といった内容のメールが突然届いたら要注意です。
添付ファイルは絶対にクリックしないでください。


アカウント停止のメール
・使用中のサービスの突然の利用停止
・知らないサイトからの高額な利用料金の請求
・アカウントの不正利用や個人情報流出の警告
まずは落ち着いて、該当するサービスの公式サイトにアクセスし、本当にそのような問題が起きていないか確認します。
メール内のリンクは絶対にクリックしないことが重要です。


緊急性を強調するメール
・「24時間以内」「本日中」など、時間制限を設けている
・「今すぐ確認しないと大変なことになります」といった表現
・「特別な機会」「限定オファー」など、特別感を演出している
普通に考えれば、そんなに緊急に対応しなければいけないことは、めったにありません。
本当に必要なことなのか、冷静に判断することが重要です。



迷惑メール対策の基本は、怪しいメールを見分け、不用意に反応しないことです。
魅力的なタイトルや内容の場合が多いですが、少しでも違和感を感じたら無視するか削除しましょう。

タグ:迷惑メール
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Amazon と楽天市場のどちらに出品したらいいのか?ネットショップの選び方 [ネットショップ]

企業やお店から「ネットショップで商品を売ってみたい」という相談を受けることがあります。
よく聞かれるのは「Amazon と楽天市場はどう違うの?」という質問。
「Amazon」も「楽天市場」もモール型ECサイトとして紹介されることが多いですが、中身はぜんぜん違います。
どちらを選んでいいか迷っている人向けに違いを説明します。


Amazon は、Amazon というお店で商品を売るためのシステムです。
出品者は「卸業者」として Amazon に商品を納めるイメージです。
自分のお店として出品することも可能ですが、お店のイメージを前面に出しにくい仕様になっています。
そのため、販売ノウハウが無くても、Amazon ブランドを活用して商品を売ることができます。
販売経験の無い製造業者や、知名度やブランド力が無い販売業者、卸業者などは、Amazon がおすすめです。
ただし、扱う業者が複数いる型番商品などは、最安値に調整されてしまうため、もうけが出ないということもあります。
あくまでも商品を売るのは Amazon という立ち位置です。
商品の登録は、Amazon のルールがありちょっとわかりにくいですが、商品登録に手間をかけなくても売れます。
広告費をかければ、より売ることができます。
購入者は男性や企業が多いように思います。
資金面については、支払いサイトが長いので、ギリギリでやっていると現金が足りなくなってしまう可能性もあります。
システムについては、説明がわかりにくい感じもしますが、比較的使いやすいです。
システムがダウンすることも少ない印象です。
ただ、2段階認証がちょっと煩わしいので、専用のスマホが用意できると便利です。


楽天市場は、自分のお店で商品を売るためのシステムです。
出品者は「小売業」として、商店街に自分のお店を構えるというイメージです。
楽天のポイントやキャンペーンなどを利用できるので、単独でお店を出すより有利です。
毎月費用はかかりますが、楽天全体に対して宣伝してくれるので、広告費だと思えばかなりお得です。
商品説明などに手間をかければ、追加で広告を出す必要もないので、費用対効果は他のECサイトよりかなりいいと思います。
ただし、より売り上げを伸ばすには、販売ノウハウが必要です。
商品説明や季節イベントの対応、キャンペーンの打ち方、お客様への対応など、売るための技術が必要です。
販売経験や接客経験が無いと、かなり大変です。
実店舗で営業している小売店や、ブランドが確立しているような販売業者には、楽天市場がおすすめです。
受注生産品でお客さんとのやり取りが必要な商品も、楽天市場の方が使いやすいと思います。
自分のお店として運営できるので、サイトデザインも値付けも自由にできます。
ブランド力があれば、他のお店よりも高い値段で売ることもできます。
購入者は女性が多く、楽天のダイヤモンド会員やポイ活をしている人が多いです。
システムについては、頻繁に更新されるので、使い方がどんどん変わります。
わからないときは、ECCと呼ばれる担当者に聞くことができます。
年に数回くらいはシステムがダウンします。長いと半日くらい使えなくなることもあります。
そういう日は、別の作業をすると割り切った方がうまくいきます。


Yahoo!ショッピングは、楽天市場と同じで、自分のお店で商品を売るシステムです。
初期費用などがかからないので安く始められるメリットはありますが、広告宣伝を自分でやることになるので、始めてからお金がかかります。
Amazon や楽天市場と同じくらい売れるようにしようとすると、利益のほとんどを広告費に当てることになるので、コスパは悪いです。

「BASE」や「STORES」などの自社型ECサイトは無料で始めることもできますが、楽天 や Yahoo! などのショッピングモールのメリットはなくなります。
また、広告宣伝も自分でやらないとまったく売れません。
SNS やブログなどで、すでにたくさんのファンが付いているのであれば、検討の余地はあります。



どのECサイトを使うにしても、本業の片手間でやれるようなことではありません。
それなりの売り上げを目指すのであれば、かなりの時間、パソコンに張り付いていないと難しいです。
できれば、サイト作成の知識がある人を1人専属にすることをおすすめします。


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昔作ったシステムで mb_send_mail を使っていたら Gmail が届かなくなった件 [サーバー]

Gmail を使用していると、送られたはずのメールが届いていなかったり、送ったはずのメールが相手に届いていないということがあります。
特に仕事で Gmail を使用している場合は困ります。


私の場合、Webサイトから PHP の mb_send_mail を使ってメールを送信していたのですが、ある時から迷惑メールフォルダに振り分けられるようになりました。
そのまま使い続けていたら、迷惑メールフォルダにも入らなくなりました。
この現象は、Gmail のメールアドレスに送信したときだけ発生します。
他のメールアドレスではちゃんと送られてきていました。
ログ(maillog)を確認すると、メールが認証されていませんでした。
これについては、mb_send_mail に送信元情報を追加し、サーバーに SPFレコードを追加することで解決しました。
でもこれは、サーバーをいじったり、プログラムを組んだりしなければいけないので、普通の人には難しいですよね。


実は、2024年2月 から、SPF・DKIM に対応していないメールサーバーやレンタルサーバーを利用していると Gmail 宛にメールが届かなくなりました。
最近は、「SPF」「DKIM」「DMARC」の送信認証に対応しているレンタルサーバーも増えていますが、昔から使っているサーバーは対応していないことがほとんどだと思います。
古いサーバーを使い続けるのであれば、自分で SPF を設定するしないと Gmail が使えません。
よくわからないのであれば、メール認証に対応している新しいサーバーに乗り換えると解決します。
私が使っている中では、エックスサーバーとか、バリューサーバーだと、簡単な操作で設定が完了します。

今後、他のメールアドレスでも導入されていくはずなので、早めに対応しておくといいですよ。


タグ:メール
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生成AI で使えるプログラムを作成ために必要なこと [雑談]

生成AI の普及が進み、認知度も上がりつつある中、プログラムのコードも生成AI で作る機会が増えてきています。
ニュースやネット記事では「生成AI を使えば誰でもプログラムが組める!」みたいに宣伝していますが、実際に仕事で使っていると、そういう感覚はありません。

生成AI を使うと、ちゃんと「動く」プログラムを吐き出してくれるのですが、そのまま使えるコードが出てくることはほとんどありません。
「プロンプトの書き方が悪い」ということはあるかもしれませんが…。

単純なプログラムや定番のプログラムは、かなりきれいなコードを出してくれます。
変に省略した素人プログラマーが作ったようなコードではなく、誰が読んでも理解できるようなコードです。
なので、プログラムを勉強するための「お手本」としては使えると思います。


ただし、生成AI が苦手な部分もあります。
複雑なプログラムになると、たまに訳のわからないコードを出してくることがあります。
単純な機能に分割して作ればいいのですが、仕事だといろいろと制約があり、そうもいかないこともあります。

画面デザインについても、複雑なデザインにすると、思った通りにならないことがあります。

また、セキュリティに関しては、抜けていたり、作っているシステムには合わなかったりすることがよくあります。
セキュリティ部分は、自分の「やりたいこと」ではなく「やらなければならないこと」なので、生成AI を使う側にセキュリティの知識が無いと、そもそも「指示が出せない」という問題もあります。
そのため、経験が少ないプログラマーが、生成AI を使って書いたコードをそのまま一般公開するのは危険です。
セキュリティ部分を補完してくれる 生成AI もありますが、使える言語が限られていたりします。


生成AI を使ってプログラムをするには、

・「やりたいこと」が明確になっていること
・複雑な場合は、単純な機能に分割できること
・言語化できること

が重要になってきます。
また、それを手直しできるだけの知識と経験も必要です。


実際に生成AI を使っていると、手直しが発生することはありますが、それでもかなり効率的に開発を進めることができます。
うまく使えば便利なのですが、まだ「誰でも使える」というレベルではない気がします。
そのうち「ソフトウェアエンジニアは、生成AI に置き換えられていく」かもしれませんが、まだ時間はかかりそうです。


タグ:生成AI
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ランサムウェアとは?感染経路と対策 [サーバー]

最近、ランサムウェアの被害をよくニュースで見かけるようになりました。

ランサムウェアとは
ランサムウェアとは、パソコンやスマートフォンなどに侵入し、勝手にデータの暗号化やデバイスや画面のロックなどを行い、制限解除と引き換えに身代金などを要求するようなマルウェアです。
一時的に端末が操作できなくなったり、データにアクセスできなくなるので、企業では業務が停止してしまいます。

身代金を支払ったからといって、データの暗号化やデバイスのロックが解除されるとは限りません。
身代金を払っても、暗号化やロックが解除されないことが多く、被害に遭ったデータを勝手にばらまかれてしまうこともあります。
そのため、ランサムウェアに感染しても、身代金を支払わずに対応することが重要です。


ランサムウェアの感染経路
ランサムウェアは、主にシステムの脆弱性を狙って侵入してきます。

・VPN装置
VPN装置の老朽化、システムの更新漏れ、パッチ適用の漏れ・遅れなどが原因になることが多い。

・リモートデスクトップ
IDやパスワードが盗まれて不正アクセスされると、ランサムウェアや他のウィルスを感染させられることがある。また、リモートデスクトップに脆弱性が原因になることも。

・不審なメールや添付ファイル
メール内の添付ファイル・リンクにランサムウェアが仕込まれている可能性がある。

・不審なWebサイトの閲覧
怪しいサイトや偽装サイトの閲覧、不正広告の閲覧、ファイルのダウンロードなどが原因になる。

・ソフトウェア・ファイルのダウンロード
インターネット上で配布されているソフトウェアやデータファイルには、ランサムウェアが仕込まれていることもある。

・USBメモリ・HDD
ランサムウェアが仕込まれた外部記録媒体をパソコンに接続したり、保管されているファイルを起動したりすることで感染することもある。


ランサムウェアの対策
普段から気を付けることでランサムウェアの侵入・感染を防ぐことができます。

OSやソフトウェアは、ウィルスに対する更新を日々行っているので、常に最新の状態にしておくことが大切です。
また、サポートが終了しているハードウェア・ソフトウェアを使用していると、脆弱性への対応ができません。
できるだけ早く、サポートを受けられる製品へ入れ替えてください。

IDやパスワードは、他者に推測されづらい認証パスワードを設定し、可能であれば多要素認証も導入することで不正アクセスを減らすことができます。

ウイルス対策ソフトを導入すると、ランサムウェアの自動検知・駆除ができます。
アンチウイルス機能やスパム対策機能などを搭載したウイルス対策ソフトであれば、メールや添付ファイル、サイトの閲覧、ダウンロードなどもチェックできます。

また、日頃から定期的にバックアップを取っておくことも大切です。
暗号化されたデータをもとに戻すには、バックアップから戻すのが一番早く、安全です。
なお、バックアップデータまで暗号化されると困るので、ネットワークから切り離して保管しておくと安全です。

企業であれば「サイバー保険」に入っておくというのも対策のひとつです。
各保険会社で内容は異なりますが、顧客への損害賠償費用や事故対応費用などが補償されます。
サイバー保険の付帯サービスとして、原因調査や顧客対応をサポートをしてくれる場合もあり心強いです。
ただし、支払ってしまった身代金などは、対象外になります。



感染した場合の対処法
万が一ランサムウェアに感染した場合は、「感染した機器を隔離する」「ランサムウェアを除去する」という対処が必要です。

そのうえで、バックアップからデータを復旧します。

ランサムウェアの中には、復号化ツールで元に戻すことができるものもあります。
ただし、絶対に復号化できるという保証はありませんし、ランサムウェアを除去しなければまた暗号化されるということになります。
復号化ツールを使うのであれば、知識のある専門家にお願いするのがいいと思います。



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サーバーに必要なセキュリティ対策とは? IDS、IPS、Firewall、WAF の違い [サーバー]

最近、サイバー攻撃が多いですね。
しかも、大企業よりもセキュリティ対策の甘い中小企業や個人が狙われやすくなっています。
自社サーバーでも、レンタルサーバーでも、セキュリティ対策が重要になってきています。

「脆弱性を無くすことができれば攻撃を受けないのでは?」と思うかもしれませんが、様々な要因があるため、すべてを無くすことは難しいです。
そこで、いろいろなセキュリティ対策を組み合わせてサーバーを守る必要があります。


IDS、IPS
IDS(Intrusion Detection System / 侵入探知システム)とは、システムやネットワークに対して外部から不正なアクセスがあったり、その兆候が確認できた場合に管理者への通知を行います。
IPS(Intrusion Prevention System / 侵入防止システム)は、通知だけではなく、通信のブロックで不正アクセスを防御してくれます。
IDS も IPS も、不正アクセスによる侵入を防ぐための仕組みです。


Firewall
Firewall は、送信先や送信元の IP アドレスやポート番号などの情報をもとに、通信を許可するかどうかを判断して、内部のネットワークに不正アクセスが入らないよう防御してくれます。
主にポートスキャンなどに対応するための仕組みです。


WAF
WAF(Web Application Firewall)とは、Web アプリケーションに特化した Firewall の一種です。
Web サイトにアクセスされる通信をチェックし、Web アプリケーションの脆弱性を突く不正な攻撃を防御するセキュリティシステムです。
Web アプリケーションの脆弱性を狙った攻撃を遮断することができます。
SQL インジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)、OS の脆弱性にも対応することができます。


それぞれ対応できる攻撃が違うので、組み合わせて使います。
最近のレンタルサーバーは、IDS、IPS、Firewall はサーバー業者が管理していますが、 WAF は、ユーザーが設定できるようになっています。
サイバー攻撃を受けると、自分のコンテンツだけではなく、サーバー業者側にも損害を与えてしまうこともあるので、導入しておくことをおすすめします。

使い方はサーバー業者によって違うのですが、ログをダウンロードできたりすると、プログラム開発の参考にもなります。

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WordPressの引っ越し作業 - All-in-One WP Migration and Backup の使い方 [サーバー]

契約しているレンタルサーバーを変えたいと思っていても、ブログ(WordPress)の移行方法がわからなくて躊躇している人はたくさんいます。
私のところにも相談がくるくらいなので、たぶんかなりの人がいるはずです。

WordPress の移行を手作業で行うには、PHP や データベースの知識と経験が必要になります。
プログラムの経験が無い人には、とんでもなくハードルが高い作業です。

サーバー業者などがブログの移行をサポートしている場合もありますが、ほとんどが有料です。
もし、ブログの記事やページがとんでもなく多くて複雑なのであれば、そのようなサービスを使った方がいいかもしれません。


今回は、All-in-One WP Migration and Backup を使ったWordPressの引っ越し作業の手順を説明します。
この方法は、比較的小規模のブログであれば無料で、特別な知識が無くても移行できます。
記事の数が100や200程度であれば、この方法が一番簡単です。
私も10回以上は使っていますが、うまくいかなかったことは1回だけ(原因はわかっているので問題なし)です。

All-in-One WP Migration and Backup を使えば、記事はもちろん、テーマもプラグインも複数ユーザー設定も固定ページもまとめて移行することができます。
ただし、まるごと移行・引っ越しする場合のみです。
既存のデータはすべて上書きされるため、既存のブログと合体させたいとか、一部の記事だけ移行したいという場合には使えません。



作業は、以下のような流れになります。
1. WordPressやPHPをアップデートしておく
2. 旧サーバーのWordPressにAll-in-One WP Migration and Backupをインストールする
3. 旧サーバーのサイトをエクスポートする
4. ファイルを保存しておく
5. 新サーバーのWordPressにAll-in-One WP Migration and Backupをインストールする
6. 新サーバーにサイトをインポートする
7. サイトの動作確認

新サーバーをすでに準備してあるのであれば、作業時間は1時間前後です。


1. WordPressやPHPをアップデートしておく
ブログの引っ越しには、旧サーバーと新サーバーの WordPressやPHPのバージョンを合わせておく必要があります。
私はこれで1回失敗しています…。
WordPressはPHPでプログラムされているので、古いWordPressは新しいPHPでは動かない可能性があります。
WordPressも、PHPも、最新版にしておくのが一番安全です。

まだ、新サーバーを用意していないのであれば、契約しておいてください。
契約には時間がかかる場合もあるので、早めに準備しておくことをお勧めします。
また、新サーバーに WordPress をインストールしておきます。
そのときのログインユーザーは、サイトをインポートしたときに上書きされます。
一時的に使うユーザーなので、ブログで使っているユーザーと合わせる必要はありません。
(合わせたほうがわかりやすいかもしれませんが)


2. 旧サーバーの WordPressに All-in-One WP Migration and Backupをインストールする
a引っ越し01.jpg
まず、WordPressの「プラグイン」の画面を開き「プラグインの検索」で All-in-One WP Migration and Backup を検索します。
見つかったら、インストールします。
All-in-One WP Migration and Backup の画面が表示されるので、「今すぐインストール」をクリックします。
All-in-One WP Migrationをインストールして、有効化すると、管理画面左メニューに「All-in-One WP Migration」が表示されるようになります。


3. 旧サーバーのサイトをエクスポートする
All-in-One WP Migration and Backup を使う前に、確認事項があります。
もし、プラグインに「SiteGuard WP」を使っていたら、無効化しておいてください。
SiteGuard WP が有効化された状態でエクスポートを行うと、ブログの移行に失敗する可能性があります。

SiteGuard WP を無効化したら、ブログをエクスポートします。
左メニューに「All-in-One WP Migration」というメニューが追加されているので、エクスポートを選択します。
a引っ越し03.jpg
「エクスポート先」は、いろいろ出てきますが、「ファイル」を選択すればエクスポートが始まります。

エクスポートには時間がかかるので、しばらく待ちます。
a引っ越し04.jpg


4. ファイルを保存しておく
エクスポートが終わると、以下のような画面が表示されます。
a引っ越し05.jpg
この画面が出たら、「閉じる」ではなく、「ダウンロード」をクリックすると、ブラウザのダウンロードが始まります。
ここも、ちょっと時間がかかります。
ダウンロードしたら、ファイルをデスクトップなどのわかりやすい場所に移動しておくと後で便利です。


5. 新サーバーのWordPressにAll-in-One WP Migration and Backupをインストールする
これは、旧サーバーに All-in-One WP Migration and Backupをインストールしたのと同じやり方です。
All-in-One WP Migration and Backup を検索し、インストールしてください。


6. 新サーバーにサイトをインポートする
インポートできるファイルサイズには上限があります。
All-in-One WP Migration and Backup の制限は、バージョンアップのたびに変わっているようなので確認が必要です。
新サーバーの制限でインポートできないこともあるので、新サーバーのファイルのアップロード上限を確認してください。
もし、エクスポートしたファイルが大きすぎる場合は、All-in-one WP Migration の有料版が必要になります。

左メニューの「All-in-One WP Migration」で、インポートを選択します。
先ほどダウンロードしたファイルをドラッグ&ドロップすれば、インポートが始まります。
a引っ越し06.jpg

新サーバーの WordPress のデータはすべて上書きされます。
a引っ越し07.jpg

もし、インポートの途中に処理が止まってしまう(スタックする)のであれば、ファイルサイズの制限になった可能性があります。


7. サイトの動作確認
インポートが終わったら、動作確認です。
「投稿」で、記事が全部移行できているか確認してください。
エクスポートの時に SiteGuard WP を無効化した場合は、有効化してください。

この時点で、記事の個別ページなどが 「404 Not Found」エラーになっていることがよくあります。
これは、.htaccess が修正されていないためです。
この場合は、WordPress の「設定」>「パーマリンク」を開き、「変更を保存」をクリックします。
これで.htaccess が上書きされるはずです。

他に、NO IMAGE のサムネイル画像などがクリアされている場合があります。
テーマやプラグインで設定した項目は、見直しておくといいでしょう。


動作確認が終わったら、旧サーバーの WordPress を削除、または、旧サーバーを解約します。
ほっとくと、犯罪などに使われてしまう可能性もあるので。

また、新サーバーの All-in-One WP Migration and Backup は、バックアップにも使えるので、そのまま利用することもできます。
不要であれば、無効化や削除します。


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ドメインとサーバーを別々に管理する場合の紐づけ ネームサーバーの設定 [サーバー]

ネームサーバー.jpg

ホームページやwebアプリを作っていると、ドメインとサーバーを別々に管理したいことがあります。
理由としては、個人の場合は費用の問題が多いと思いますが、企業でもサーバー構成やセキュリティの問題で分けて管理することもあります。

ドメインとサーバーの関係は、ドメインが住所でサーバーが土地のようなものです。
住所と土地がつながっていないと何もできません。

昔は自分でサーバーを立てて設定していましたが、現在はドメインもサーバーも業者を使うことがほとんどだと思います。
業者を使えば費用も安く済み、初心者でも簡単に使えます。



ネームサーバーの設定変更
例えば、A社でドメインを取得して、B社のサーバーを使うといった場合、A社とB社を紐づけする必要があります。
ドメインとサーバーを紐づけするには、ネームサーバーを変更します。

まず、A社でドメインを取得し、B社でサーバーの契約をします。
ドメインの取得には、時間がかかる場合もあります。
両方を準備できたら、ドメインとサーバーの紐づけを行います。

A社のネームサーバーの設定に、B社のネームサーバーのアドレスを入力します。
ネームサーバーのアドレスは、B社のサーバー情報などを探せは書いてあるはずです。
わからない場合は、B社のサポートに聞けば教えてもらえます。

ムームードメイン ネームサーバー.jpg
ムームードメイン

のネームサーバー設定画面


ValueDomain ネームサーバー.jpg
バリュードメイン

のネームサーバー設定画面


A社のネームサーバーの設定を変更したら、しばらく待ちます。
ネームサーバーの変更は反映されるまでに1日以上かかるので、別の日に確認します。
ブラウザでA社のドメインにアクセスして、B社のサーバーの内容が表示されたらOK
です。



ネームサーバーとは?
ネームサーバーは DNS(Domain Name System)の一部ととらえるのがわかりやすいかもしれません。
DNS は、IPアドレスとドメイン名を変換するシステムです。
その変換したデータをユーザーが使いやすいように維持管理しているのがネームサーバーです。

ネームサーバーが無いと、インターネットにアクセスするのにものすごく時間がかかってしまい、時にはアクセスできないことになってしまいます。



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